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| 「商品購入後に不具合があったとき、売り手が保証や修理などを行う仕組み」 以下は、「建設業・物販・サービス業」すべてに通じる原則です。 「保証の原則」を遵守し、保証を行っているかの審査を致します。 ◆1.そもそも“不具合・トラブル”とは何か? 購入後の不具合は、大きく分けて 3種類あります。 @初期不良 購入後すぐに発覚する欠陥 → 売り手の瑕疵(かし/欠陥)が原因 A使用中の故障 通常使用していて壊れた → メーカー保証・売り手保証が対象 B消耗や経年劣化 普通に使えば消耗するもの → 保証外になることが多い ◆2.売り手に課される「法律上の責任」 商品や工事には法律で決められた責任が存在します。 ■@瑕疵担保責任(=欠陥に対する責任) 商品・工事に「欠陥」があった場合、 売り手は修理・交換などの責任を負う。 ▼商品の場合 一般的には 購入後 7〜30日内の初期不良が対象。 ▼建設業の場合 建物や設備はもっと厳しい: * 構造(基礎・柱など):10年 * 雨漏り等、構造に関係する部分:10年 * その他の仕上げ:1〜2年(会社による) 建設業は“長期責任”が重く設定されている業界です。 ■A契約不適合責任 「契約の内容と違うものを提供した」場合も売り手の責任。 例: ・写真と違う仕様 ・色違い ・サイズ違い ・説明と異なる機能 これは最近(2020年以降)強化された責任です。 ■B消費者契約法 一般消費者が不利な契約は無効。 例: 「返品・交換は一切不可」 → この宣言だけでは免責されない つまり、不具合に関しては“売り手に有利な逃げ道”は基本的にない、という仕組みです。 ◆3.売り手が行うべき対応(プロセス) 不具合対応はスピードと説明が鍵です。 ▼@まず状況確認 * 購入日 * 使用状況 * 症状 * 画像・動画 建設業なら、「どこが、いつから、どのように」をヒアリング。 ▼A原因の切り分け 大きく3つに分けて判断します 1. メーカー側の不良 2. 売り手(施工業者)のミス 3. 顧客の使用状況(誤使用) どこに責任があるかで対応が変わる。 ▼B基本の対応パターン(3分類) ●A:完全無料 * 初期不良 * 売り手や施工側のミス * 保証期間内の故障(対象項目) ●B:部分負担 * 顧客側の一部の過失 * 製品のグレー症状(原因不明系) ●C:有償 * 経年劣化 * 故意・過失 * 保証対象外の部分 ◆4.「保証」という仕組みの本質 保証は実はサービスではなく、顧客の不安を取り除き、購入を後押しする“営業の武器”でもあります。 ●売れやすくなる理由 * 高額商品ほど保証の安心感が決め手になる * 他社との差別化になる * 信頼感が上がるため紹介が増える * 値引きより保証の方が低コスト 家電でも建設でも車でも同じ原理。 ◆5.業種別:保証の強さが「利益構造」に与える影響 ■建設業(特にリフォーム・外壁・屋根) 保証は“契約率”を大きく左右する。 例: ★契約率が跳ね上がる保証 * 雨漏り保証10年 * 外壁塗装の耐候保証5〜10年 * 屋根板金の浮き保証3年 顧客は“耐久性の見えない部分”に強い不安を持つため、保証は最強の武器。 ■物販(家電・ガジェット) メーカー保証が1年間 → 安心 延長保証が利益になる(加入率20〜40%) ■サービス系(修理・点検) 再修理保証(30〜90日)があると信用が爆上がり。 ◆6.売り手側のリスク(コスト)とコントロール方法 保証が充実すると「修理コスト」が増えます。 しかし、これはコントロール可能です。 ▼コントロール方法@ 設備・材料を“保証対応しやすいもの”にする 例:外壁塗装なら * 耐久の短い塗料を避ける * 施工誤差が少ない材料を選ぶ ▼コントロール方法A 保証範囲を明確にする(文章化) 例: * 自然災害は対象外 * 部分保証 * メンテ未実施は対象外 明確化するとクレームが激減します。 ▼コントロール方法B 訪問記録・写真記録で証拠を残す 建設業は特に重要。 後々のトラブル激減。 ◆7.保証は“紹介”にもつながる 対応が適切だと、顧客はこう感じます: 「買った後もちゃんと見てくれる業者だ」これがそのまま紹介へつながる。 特に建設業では、保証対応が良い会社ほど紹介が3倍になります。 ◆8.結論 商品購入後の不具合対応は、単なる“修理”ではなく、法律(責任)+信頼構築(営業)+リスク管理(経営)が複合している重要業務です。 この仕組みがしっかりしている会社ほど、信頼と紹介が増え、利益も安定します。 |
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