◆顧客生涯価値(LTV)審査とは
ある顧客が自社の商品・サービスを利用し続けてくれる期間の合計価値を算出し、その価値が十分に高いかどうかを評価する審査です。
LTV審査の目的は、利益になる顧客像を明確にし、どの顧客に投資すべきか判断すること。
◆LTV の基本計算式
シンプルな計算式
利益ベースの計算式(より現実的)
| ・ |
LTV
=(平均購入額×購入回数×継続年数×粗利率)- 顧客獲得コスト(CAC) |
サブスク型サービスの計算式
| ・ |
LTV
=ARPU(月間売上/利用者数)×継続月数÷解約率(Churn Rate) |
◆LTV審査で見るポイント
| ・ |
継続率・リピート率
⇒顧客が長期間利用しているか |
| ・ |
CAC(顧客獲得コスト)
⇒広告費が利益を食っていないか |
| ・ |
顧客セグメント別価値
⇒年齢、地域、商品ごとに価値が違う |
| ・ |
クレーム率・返金率
⇒ロスを発生させる顧客が多くないか |
◆LTV審査の重要ポイント
@LTV>CAC が成立しているか
顧客の生涯価値 > 顧客獲得にかかるコスト
→これが成立しないと赤字ビジネス。
A顧客ランク分け(ABCP評価のような)
| ・ |
A層
⇒高単価/高頻度/高継続で利益を大きく生む |
◆LTV審査の活用場面
◆事例イメージ
リフォーム会社(例)
LTV
=120万円×2回×25%−5万円
=55万円
→ 55万円以上の利益確保が戦略指標になる。
■まとめ
| ・ |
解約率・リピート率・継続率の改善ができているか |
|